作業療法士になるためには指定された専門学校で
単位を取得しなければなりません。
その専門学校で学ぶ内容について書いたサイトなので、
作業療法士を志している方は今後の目標設定の参考にして下さい。
専門学校で学ぶことの基本的な情報
なぜ学ぶか
作業療法士は「医療従事者」に属する仕事なのでまずは運動学/解剖学/生理学などについての勉強
患者さんのリハビリに寄り添う仕事ではありますが、まずは人体の基本的な仕組みを頭に入れるということから始まるわけです。
このようなケガをする/病気をするとこのような障がいが出るという人体の仕組みを学ぶ
その上で作業療法士ならではの患者さんのリハビリに携わる「文系」的な作業も勉強していくようです。
陶芸や手芸という集中力と繊細な作業を要する分野についての学習
運動機能に障害を負った患者さんのリハビリのひとつとしての作業なので寄り添う側も根気を必要とします。
「どのようなリハビリにどのような効果があるのか」を理解して実践していくための勉強です。
医療従事者としての精神性を学ぶ
なぜ学ぶか
作業療法士はつらいリハビリを行う患者さんの気持ちも理解する。
体が思うように動かなくなった時は非常に気持が焦るものですし、また諦めの気持ちも出てきてしまうものです。
人は重い病気にかかると否認/怒り/取引/抑うつ/受容の過程を辿ることはよく知られていますが、そういった心理学的な知識を
身に付ければ患者さんとの接触が容易になります。
また患者さんの状態が改善されれば作業療法士としても喜びを感じられることになるはず。
過度な精神的な依存/同期をしてはなりませんが、患者さんの体調にも精神にも寄り添えるようになるために専門学校で学んでいくことになります。
実習を繰り返して基礎を身につける
なぜ実習が必要か
作業療法士になるためには座学の他に実習や臨床に力を入れる必要があります。
4年制の専門学校ならば3年までに座学を終了し、4年目は病院や施設を回ることになるそうです。
もちろんその前の段階で患者さんに触れ合うこともありますが、長期間の臨床を行うことで実践的な作業療法士としての実力を涵養していきます。
キャリアのある作業療法士と一緒に働くことはかけがえのない体験になりますし、そういったものが働くことになってからの実務によい影響を及ぼすでしょう。
まとめ
国家試験対策とともに臨床の経験を積むことが専門学校での総仕上げになります。
しっかりとした専門学校でここまで作業療法士について学べば国家試験の合格も難しくありません。