言語聴覚士は、言語障害・音声障害・嚥下障害の三つの障害克服を支援します。
三つの障害は、それぞれ症状も原因も異なるので訓練方法も違ってきます。
関わる3つの障害
言語障害
言語障害とは、上手く話をすることが出来ない、話の内容が理解できない、文字が読めないといった障害のことをさします。
大まかな状態で説明しましたが、”喚語困難”や”錯語”など、言語障害は症状ごとに細かく分かれているので、言語聴覚士は患者さん一人一人に合わせたリハビリを行います。
音声障害
音声障害は、病気で声帯が変化したり、ホルモンやストレスの影響で声が出にくくなる障害です。
主に器質的障害と機能的障害の二つに分けられます。
リハビリでは、舌や唇を動かしたり、呼吸訓練、発声練習などを行います。
嚥下障害
嚥下とは飲み下すことで、上手く飲み込めなくなることを嚥下障害と呼びます。
嚥下障害は、飲み下せないだけでなく、口に入れたものが誤って気管に入ってしまうこともあるので、命に関わる障害です。
まとめ
言語聴覚士が行うリハビリは、口唇、頬、舌の体操や呼吸訓練、空嚥下の練習、言語療法などです。
他にも顔のマッサージをしたり、肺炎を防ぐために口腔ケアを行ったりもします。